今日は春が来た!と思わせるようなお天気ですね。
桜の開花が待ち遠しいです
さて、今日のヨガまる先生インタビューは五十嵐実紗先生の登場です。
毎週金曜日のご褒美アロマヨガ(20:30-21:30) を担当しています。
お顔が正面から良く分かる写真が手元なく、何か送ってください、とお願いしましたら上のお写真を送ってくださいました。
さて、どんなお話が聞けるでしょうか?
早速スタートしましょう。
-今の社会のなかでのヨガの存在(役割)はなんだと思いますか
体へのアプローチはあるというのはもちろんですが、心へのアプローチというのが他のスポーツとは違うところかなと思います。では、その心の状態が良くなると考えた上で社会の中でどのように働いているかを考えてみると、ヨガは“人とのつながりをよりよいものにする”ことができるという点で役割を持っているように思いました。
ヨガを通して自分を理解していくこと、自分の感じていること、日々変化している心などを認識していくことで、たとえば人から言われて自分はこう感じたんだなぁ、と冷静に見ることで、その次に相手も同じように心が動いたんだなぁと感じることもできる、そういったプロセスを通して、自分を理解するということによって相手も理解していくことができるんじゃないかと思います。自分と相手との距離感だったり、相手の気持ちを思い図る力だったり、くっつくだけでなくたまには離れてみたり、自分から近づいてみたり、より繊細に綿密に距離のバランス感覚を保っていくことが、ヨガのプラクティスのなかで生かしていけることではないかなと思いました。
-ヨガを学び始めた理由はなんですか?また指導者になろうと思った理由やきっかけは何ですか
もともと私がヨガ(という考え方)に触れるようになったのは、タイへの留学がきっかけでした。そのときはヨガというものは全く知らず、伝統医療という項目で学びに行ったので、美容とも違いあくまで“医療”として学びに行きました。そのときはチェンマイのとてもローカルな村に行ったのですが、最先端なものと伝統的なものをうまく組み合わせて、どちらも共存していくという方向にタイという国全体が向かっていて、そのなかでも模範的な医療をその村でやっていたんですね。そこにステイして、まさにこれは日本でも必要だなと感じました。
―そしてヨガにつながっていくんですね。では、そもそも“伝統医療”を研究しようと思ったきっかけというのはありますか。
大学の研究テーマとしては幅広く選択できたんですが、自分には”貧困“や“人身売買”などの重たい研究テーマは無理だなと思いまして、その中でもともとマッサージなどを受けたりするのが好きだったので、そこから初めは、少しその技術を学べたらいいなと思ったり、本場のタイでそれを受けたらどうかな、という割と不純な動機だったんですね(笑)
―なるほど(笑)
ただ、研究テーマにするとなったら、マッサージの技術を学ぶというよりは、国でどのように医療として使われているかというう視点で村に入っていって、そしたら気持ちいいとか自分が受けたいという気持ちはそっちのけになって、実際に手足が不自由な方がいらして、今までたくさんの薬を出されたけれども全然よくならなくて、すごく遠方から来る方もいらしたのですが、そこでトリートメントをうけることで本当に回復していく様子を目の当たりにしたんですね。その経験から、すごくふんわりした興味からもっと深いところに興味が変わっていきました。
―実際にお手伝いをさせてもらったりしたのですか
はい、私しかいなかったのですが、実際にハーブトリートメントなどもお手伝いしながら学ばせていただきました。その時、そこに留学したのは私が初めてだったので大学の先生もすごく調べてくださったようです。
―そうなんですね。そこからヨガに繋がっていったわけですか?
そうなんです。その留学で経験したことをがばっと日本に持ち込めたらいいなあと思ったんですね。実際伝統医療だけでは賄えない部分は近代医療で賄っていく必要もでてくると思ったので、日本の中での“伝統医療と近代医療の融合”というものを受けられる場所があったらいいなと。タイで接した患者さんを診て、体の健康と心の健康というのは切っても切り離せないと実感しました。薬で体がよくなったとしても、自分が苦しい思いをしていると前向きに治療したいとも思えなくなるとある患者さんがお話していて、やはり気持ちも一緒に前向きに、体も心もついていった治療をしていかなければいけないんだなぁと思ったんですね。そこで、日本に持ち込むことを考えたのですが、ハーブトリートメントやマッサージかなと思ったのですが、やはり日本で仕事を探した時には、そういった施術は“美容”という範疇でしか探せませんでした。そんな中でたまたまホットヨガのLAVAに足を運ぶことがあって、ヨガは自分のペースでできるし、覚えたら自宅でもできるのもいいなと思いました。
―なるほど。それでLAVAの会社に新卒で入社してみようとまで思ったわけですね。
実際に、その中に入って指導をするようになってどうでしたか。ご自分が思っていたのと現実とのギャップみたいなものはありましたか。
ありましたね(笑)やっぱり、どんなにヨガであっても美容目的が強いなと思いましたね。ダイエットや肌がきれいになりたいという目的の方が多かったですので、そこでのギャップを感じました。
―なるほど。そこから常温のヨガを指導する今に至るまでにはどんな変化がありましたか。
LAVAに入った当時は、ヨガについて深く知っていたわけではないのですが。そこからヨガの哲学やアーサナの奥深さに触れて、そういった中で、自分の根底にある目的はヨガをお伝えしていくなかできっと体現できる!という確信に変わっていきました。そこから改めて国内、スクールで勉強しなおし、さらにインドのアシュラムでも勉強を深め、現在の指導スタイルに至ります。
―さて、今年の干支は酉年です。好きな”鳥”にちなんだポーズは何ですか。鳥のイメージとともに教えてください。
鳥のイメージとしては、空を優雅に飛んでいるイメージがあって、私の鳥のイメージはまっすぐ飛んでいるというわけでなく、逆さになったり回ってみたりしていたとしてもブレないところが優雅だなと思うところです。そういったイメージからいうと、“ウルドゥヴァダヌールアーサナ”が私の鳥のイメージとしてフィットしています。
―なるほど!
というわけで、やっていただきました♪
―最後に、今年はどんなふうに1年を過ごしたいですか。
LAVAを退職してフリーで活動して2年目になるのですが、1年目はインドにいってヨガを深めてヨガの神髄を多くの人に伝えたいという思いで実践し1年を過ごしたのですが、今年はもっと“質を上げていきたい”と思っています。今までも、一応相手のことを考えてヨガをお伝えしてきたつもりなんですが(笑)、今年はもっと相手が呑み込みやすいように指導を工夫していけたらと思っています。また、季節に寄り添ったプログラムや生徒さんの今日の状態をお聞きしながら、今この瞬間を見つめられるクラスにできるような“質”を上げていきたいと思います。
―ぜひそうなるように応援しています!みさ先生、お忙しい中ありがとうございました!
五十嵐実紗先生のレッスン 毎週金曜 20:30-21:30 ご褒美アロマヨガ
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